- 「スマホ 携帯の解約とは?」
- 「解約の注意点や時期はいつ?」
- 「解約は前と後で何をすればいい?」
など、スマホや携帯の解約について様々な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
携帯電話の解約手続きの流れから、適切な時期、注意すべきポイント、そして解約に伴うメリット・デメリットまで詳しく解説します。スムーズな解約手続きのために、ぜひ参考にしてください。
スマホ 携帯の解約とは
携帯スマホの契約を終了させるためには、契約先の通信事業者の公式店舗やサポート窓口で解約手続きを行う必要があります。解約手続きが完了すると、その通信事業者の回線や電話番号は利用できなくなります。解約方法は契約先により異なるので、公式サイトなどで手続きの詳細を確認することが必要です。

解約手続きの流れ
解約手続きに必要なものは、おもに以下になります。
- 本人確認書類
- 契約時の書類
- SIMカード
- 機種本体
- 印鑑
- 解約にかかる各種費用
- 解約金
- 違約金
- MNP転出料など
オンラインでの解約手続きのおもな流れは以下の通りです。
- 公式オンラインショップにログインする
- 解約手続きを選択する
- 個人情報など必要な情報を入力する
- 必要書類を提出する
- 解約を申し込み受理される
解約に伴う注意点
解約に伴う注意点は以下の通りです。
- 解約月の日割り料金が請求される可能性がある
- 端末代の未払い分を一括で請求される場合がある
- 家族割や他サービスとのセット割が対象外となる場合がある
- データを引き継ぎたい場合バックアップを取っておく必要がある
- 電話番号を引き続き使用するには事前にMNP予約番号の取得が必要になる
- スマホ契約以外のサポート、各種サービスも同時に解約手続きを行う必要がある
- 契約事業者によってはSIMカードの返却が必要になる
- 解約証明書が必要な場合は別途発行手続きを行う必要がある
キャリアの解約について
キャリアの解約とは、4つのキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)とのスマホ契約を解約する手続きのことを指します。キャリアごとに解約方法や解約金・違約金の有無、手数料などが異なるので、契約先の公式サポートより詳細な情報を確認することが必要になります。
また、キャリアメールを利用していた場合、解約後の利用可否や引継ぎ方法なども違うため、引き続き利用したい場合は別途手続き(メール持ち運びサービス)をする必要があることも留意しておきましょう。
格安SIM(MVNO)の解約について
格安SIM(MVNO)の解約とは、格安SIM会社(MVNO)と呼ばれる通信事業者とのスマホ契約を解約する手続きのことを指します。キャリアと同様、格安SIM会社ごとに解約方法などが異なるので、適切な解約方法を事前に確認することが必要になります。
格安SIM会社によっては独自のメールサービスを提供している場合もあるので、解約後も引き続き利用したい場合は契約先の規定にのっとって必要な手続きを行うようにしましょう。
スマホ本体の割賦金・残債について
スマホ本体の割賦金・残債とは、機種本体料金の払い残し金で、割賦払いで支払いをしている場合に発生する残金のことを指します。割賦契約の支払い状況は、契約先の公式サイトの「マイページ」→「契約情報」より確認することができます。
解約後に未払い金が残っている場合は、解約後も割賦金を支払い続けることになりますが、マイページより残債の一括清算を選択して残りの金額を一気に清算することも可能です。なお、多くの場合、残債がある状態でも機種変更をすることは可能ですが、キャリアによっては分割支払いが選択できる端末台数に制限があるため注意が必要です。
解約のおもな理由
スマホ解約のおもな理由は以下の通りです。
- 月々の利用料金が高いから
- 通信速度が遅い/回線が安定していないから
- 他社と比較してサービスが良くないから
- スマホ自体ほとんど利用していないから
- 海外出張などで必要なくなったから

解約後の選択肢
スマホ解約後のおもな選択肢は以下の4つになります。
- 他のキャリアへの乗り換え
- 格安SIMへの乗り換え
- SIMなしでの利用
- 端末の売却・下取り
他のキャリアへの乗り換え
1つ目は、他のキャリアへの乗り換えです。キャリアからキャリアへ乗り換える場合、MNPを利用して手続きをすることが一般的です。MNP(Mobile Number Portability)とは、携帯電話番号を変更することなく携帯電話会社を乗り換えることが可能な制度のことを指します。
格安SIMへの乗り換え
2つ目は、格安SIMへの乗り換えです。格安SIM会社への乗り換えにおいても、MNPを利用することで電話番号を引き継ぐことができます。格安SIM会社の多くは乗り換えキャンペーンを常時打ち出しているため、タイミングを見計らうことでお得に乗り換えすることが可能になります。
SIMなしでの利用
3つ目は、SIMなしでの利用です。SIMカードを搭載していないスマホでも、以下の基本的な機能は使用することができます。
- メモ帳
- カレンダー
- 計算機
- 時計
- カメラ
- ボイスメモ
- 電子マネー決済
また、データ通信SIMがなくともWiFiに接続することでインターネットを利用することは可能です。音声通話に関しても、インターネット通話アプリやIP電話アプリをもちいることでSIMなし音声通話を利用することもできます。
端末の売却・下取り
4つ目は、端末の売却・下取りです。売却は単に端末を買取に出すことを指し、下取りは新たにスマホを購入する際に既存のスマホを買取査定に出すことを指します。新しい端末を購入する場合やスマホの利用を完全に停止する場合、手持ちの端末を売却することで新たな費用をねん出することが可能です。

解約を検討するさいの時期
スマホの解約時期は、多くの場合「更新月」の「月末」がおすすめとなります。その理由は、多くのキャリアで更新月なら違約金が発生せず、また月途中の解約では料金が日割り計算されずに1カ月分請求されるためです。適切なタイミングで解約することで、余分な料金を支払うリスクを回避することができます。
なお、キャリアによっては解約手続きに数日を要する場合もあるので、月末間際ではなく、ある程度日数に余裕を持って乗り換え手続きを行うことが推奨されます。
解約後の手続き
解約後の手続きとして必要なものは、以下が考えられます。
- MNP転出手続きの詳細
- 新しいSIMカードの設定方法
- アカウントやアプリの引き継ぎ
MNP転出手続きの詳細
MNP転出手続きの詳細な流れは以下の通りです。
- 現行の契約通信事業者からMNP予約番号を取得する
- 移行先の通信事業者で新規契約を行う
- 店舗またはインターネットで契約手続きを行う
- 個人情報の入力、本人確認書類などの提出を行う
- 開通手続きが完了後に回線が切り替わり、旧契約が自動で終了する
MNP転出手続きに必要なものは以下になります。
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカードやキャッシュカードなど
また、MNP転出を行う際には、以下の点に注意する必要があります。
- MNP予約番号には使用期限がある
- 元のキャリアによっては解約手数料が発生することがある
- たまっていたポイントが消失する可能性がある
- キャリアメールが使用不可になる場合がある
- 回線が切り替わる際に一時的に通話ができなくなる時間帯がある
- 新しい回線で通信速度の低下や電波の不安定さを感じる場合がある
新しいSIMカードの設定方法
新しいSIMカードの設定方法は以下の通りです。
- 新しいSIMカードを端末に挿入する
- 初期設定(APN設定など)を行う
- 問題なく通信が可能か確認する
SIMを挿入する際は、カードの向きや破損に気を付けましょう。また、SIMカードによっては、SIMロックの解除が必要な場合もあるので注意が必要です。
アカウントやアプリの引き継ぎ
アカウントやアプリの引き継ぎ方法は以下の通りです。
iPhoneの場合:
「iCloudやApp Storeに同じApple IDでサインインする」または「新旧のスマホ同士で接続しアプリとデータをコピーする」
Androidスマホの場合:
「Googleのバックアップ・復元機能を使用する」または「新旧のスマホ同士で接続しアプリとデータをコピーする」
現状ほとんどのアプリは、IDやパスワードなどログイン情報があれば自動で引きぐことが可能です。自身でデータ移行できるか心配な場合は、キャリアのデータ引き継ぎサービスを利用する方法も検討されます。

携帯スマホの解約方法
携帯スマホの解約方法は、大きく分けて以下の2種類になります。
- キャリアの解約方法
- 格安SIM(MVNO)の解約方法
キャリアの解約方法
キャリアの解約方法は、おもに以下の3種類になります。
- オンラインショップ
- 店舗
- 電話
必要書類を提示して解約手続きを行うことで解約が可能です。契約者本人でない人が解約を行う場合は、代理人としての手続きが求められます。その際は、委任状など別途必要書類が必要なのであらかじめ準備するようにしましょう。
格安SIM(MVNO)の解約方法
格安SIM(MVNO)の解約方法は、キャリアと同様におもに以下の3種類になります。
- オンラインサイト
- 店舗
- 電話
一部の格安SIM会社では、店舗での解約手続きができないことがあります。その際は、オンラインサイトや電話など、インターネット経由で解約手続きを進める必要があるのでご注意ください。
解約手段別のメリット・デメリット
解約手段別のメリット・デメリットを、以下の3種類に分けて解説します。
- オンライン
- 店舗
- 電話
オンラインでの解約
オンラインでの解約のメリット・デメリットは以下の通りです。
オンライン解約メリット
- 時間や場所を選ばずに手続きが行える
- 必要な情報を入力するだけで手軽に完了する
- 不要なプランやオプション勧誘を受ける心配がない
オンライン解約デメリット
- 問題をある程度自分で解決する必要がある
- 疑問に対してその場で相談ができない
- 店舗または対面限定のキャンペーンが受けられない
店舗での解約
店舗での解約のメリット・デメリットは以下の通りです。
店舗解約メリット
- 対面でのサポートが受けられる
- 端末の下取りをその場で行える
- 実機に触れて確認することができる
- 限定のキャンペーンが受けらる
店舗解約デメリット
- 待ち時間が発生する場合がある
- 手続き可能な時間帯が限られている
- 不要なプランやオプション勧誘を受ける可能性がある
電話での解約
電話での解約のメリット・デメリットは以下の通りです。
電話解約メリット
- 場所を選ばずに手続きができる
- 不安な点があれば相談することができる
- 限定のキャンペーンを受けることができる
電話解約デメリット
- 窓口に繋がりにくい場合がある
- 窓口の対応時間が限られている
- 電話口では分かりにくい場合がある