- 「プリペイドスマホってなに?」
- 「プリペイドスマホの契約審査内容は?」
- 「プリペイドスマホはどこで購入できる?」
など、プリペイドスマホを利用したことが無い方からすると疑問だらけのサービスではないでしょうか?
プリペイドスマホは音声通話の有る無いで契約審査が発生します。料金の前払い(チャージ)やチャージ分のみ利用できるなど独自の仕組みがあるため向き不向きもわかれます。また、チャージ料金やチャージのタイミングから有効期限が設けられているため注意する必要も。
そこでプリペイドスマホが初めての方でもわかりやすく解説記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
プリペイドスマホ(携帯・携帯電話)とは?
プリペイドスマホとは、あらかじめデータ料金や通話料金を前払い(チャージ)して使用するスマホのことです。
プリペイド(prepaid):pre=事前に、paid=支払済
一般的なスマホと同様に、電話、SMS、インターネットといったサービスを利用することができます。通常の利用契約と違って月額料金や解約金などが発生しないため、気軽に使用することができるというメリットがあります。
プリペイドのスマホ契約はどうなる?
キャリアでプリペイドのスマホ契約を行う場合の手順は以下の通りです。
- 購入したい機種を選択する
- 必要書類を提出して申し込む
- 手元に商品が届く
- 本体・SIMの初期設定をする
利用開始後は必要に応じて通話料や通信料をリチャージします。リチャージは、プリペイドカードを購入するかお持ちのクレジットカードからの引き落としを選択することで行えます。
プリペイドスマホの審査内容とは?
キャリアでプリペイドスマホを契約する場合、所定の審査が必要になります。詳細な審査内容は不明とされていますが、過去に携帯料金の滞納履歴がある場合などには審査に落ちる可能性もあるということをご留意ください。
ただし、通常の利用契約と比べると審査基準は甘いとされているため、そこまで心配することはありません。
プリペイドスマホで審査なしとは?
プリペイドスマホはキャリア以外にも取り扱い業者が数多くあります。基本的に前払いであるため、審査を必要としないことがあります。ですが、身分証の提示は法律で定められているので必須となり、音声通話がないデータ通信だけであれば不要となります。
音声通話があるサービスの中にはクレジットカードや銀行口座が不要(コンビニ払いなど)のサービスもあるので、過去に審査に落ちた経験がある方、クレカや口座がない方などは利用しやすいサービスとなっています。
その他、身分証明書の提示以外にも、未成年(18歳未満)の利用が不可(親権者の同意書が必要)などの条件が設定されていることがあるため、契約前に対象サービスの詳細を確認するようにしましょう。
プリペイドスマホの購入~使用方法ながれ
プリペイドスマホの購入~使用までの流れは、以下の2パターンに分類されます。
- キャリア(Softbank)で購入する
- 格安スマホ会社(MVNO)で購入する
キャリア(Softbank)の場合(オンライン)
キャリア(Softbank)での購入~使用までの流れは以下の通りです。
- オンラインショップにて対応機種(Libero3)の購入(対応端末をすでにお持ちの場合代替可能)
- 必要項目の入力、本人確認書類の提出(「のりかえ」の場合、MNP予約番号が別途必要)
- 審査~商品の発送、到着
- USIMカードの取り付け、利用開始手続き(WEBまたは電話)
- 使用開始(必要に応じて通話料金・通信料金のリチャージ)
*ソフトバンクショップでの手続きでは契約事務手数料3,300円が発生するため、オンラインでの購入がおすすめです。
格安スマホ会社(MVNO)の場合
格安スマホ会社(MVNO)での購入~使用までの流れは以下の通りです。
- 店頭またはオンラインにて対応機種の購入(対応端末をすでにお持ちの場合代替可能)
- 店頭またはオンラインにてプリペイドSIMパッケージの購入
- SIMカードの開通手続き(WEBまたは電話)
- SIMカードの挿入、APN設定(格安SIMの場合)
- 使用開始(必要に応じて通話料金・通信料金のリチャージ)
【APN設定とは】
APN(AccessPointName)=「アクセスポイント名」の略。データ通信を行うために、使用する端末にインターネットの接続先を認識させる設定。
プリペイドスマホはこんな人におすすめ
プリペイドスマホがどんな方におすすめかというと、短期や一定期間にスマホが必要な方があげられます。
プリペイドスマホは以下のケースなどで利用されています。
- 旅行先で短期的にスマホが必要な人
- 子供や高齢の親のスマホを管理したい人
- お試しでスマホを利用したい人
また、通常の契約との違いがわかるメリット・デメリットについて解説いたします。
プリペイドスマホの3つのメリット
プリペイドスマホの主なメリットは、以下の3つになります。
- 基本料金が0円
- 前払いのため使い過ぎを防げる
- 手軽に購入できて審査に通りやすい
基本料金が0円
1つ目は、基本料金(基本使用料)が0円なことです。通常のスマホの利用契約であれば、ほとんどの場合、基本料金の支払いは必須になります。
しかし、プリペイドスマホの場合、必要最低限の使用料を前払いすることで利用が可能です。加えて、基本料金以外にも余計な出費がかからないため、高い料金プランを契約したのにデータを使い切れないといった問題も発生しないというメリットがあります。
複数回線で契約する場合には、よりコスパの高い選択肢になると言えるでしょう。
前払いのため使い過ぎを防げる
2つ目は、前払いのため使い過ぎを防げることです。プリペイドスマホには「事前にチャージした分だけしか利用できない」という縛りがあるので、知らないうちに使い過ぎていたなどということは起こり得ません。
仮にチャージ分を使い切ってしまった場合でも、リチャージをすることによって再度利用可能になるので安心して利用することができます。
また、音声通話SIMの場合、データを使い切ってしまったとしても着信を受けることは可能なので、手持ちのスマホを着信専用機として使用することも可能です。
手軽に購入できて審査に通りやすい
3つ目は、手軽に購入できて審査に通りやすいことです。キャリアの通常契約に比べて、プリペイドスマホは審査に通りやすいことで知られています。
さらに、格安スマホ会社の場合は審査自体が不要で、購入から最短即日で利用できるという利点があります。
SIMパッケージはコンビニやオンラインショップで購入可能なので、急な旅行や出張時に気軽に手に入れる事が可能です。面倒な解約手続きも必要ないので、購入までのハードルも低くなっています。
プリペイドスマホの3つのデメリット
プリペイドスマホの主なデメリットは、以下の3つになります。
- 料金が割高
- 購入できるキャリアや対応機種が少ない
- 有効期限がある
料金が割高
1つ目は、料金が割高なことです。基本料金が0円ということで、一見するとお得に見えるかもしれませんが、その分通話料や通信料が高く設定されているというカラクリがあります。
加えて、使用可能なパケット通信料の上限も少なく設定されていることが多いため、年単位の利用や普段からスマホの利用頻度が高い人には全くおすすめできません。
購入できるキャリアや対応機種が少ない
2つ目は、購入できるキャリアや対応機種が少ないことです。現在プリペイドスマホが購入可能なキャリアはSoftbankのみで、対応機種もLibero3の1種のみとなっています。
格安スマホ会社も含めると使用できる端末やサービスの幅は広がりますが、通常の契約と比較するとかなり限定されたものとなってしまうでしょう。
有効期限がある
3つ目は、有効期限があることです。プリペイドスマホは前払い(チャージ)式のため、購入時点で使用期限が決定されてしまいます。
さらに、チャージ料金は有効期限が過ぎると消滅してしまうため、計画的に購入しないと無駄な出費が発生してしまうかもしれません。
また、音声通話SIMの場合、1年以上リチャージしていないと契約自体が自動終了してしまいますので、継続して使用する際にはきちんとした管理が必要になります。
参照サイト:利用有効期間と電話番号有効期間
プリペイドスマホはどこで購入できる?
プリペイドスマホの購入(契約)先は、キャリアと格安スマホ会社(MVNO)の2つに分かれます。
審査の有無や契約・サービス内容に違いがあるため、自身の立場や利用目的に適したものを選択することが大切です。
キャリアはSoftbank(ソフトバンク)のみ
プリペイドスマホを取り扱っているキャリアは、2023年6月現在Softbank(ソフトバンク)のみになります。(au、docomoは取り扱いを終了しています。)こちらは公式の店舗やオンラインショップで購入(契約)することができ、オンラインの場合、申し込みより最短翌日には商品が手元に届きます。
SIMカードはSoftbankの音声通話SIMを使用可能で、080(070/090)から始まる電話番号による音声通話が利用できます。また、対応するスマホ本体をすでにお持ちの場合、USIMカード単体での契約も可能です。
プリペイドスマホの取り扱い機種はLibero3のみで、その他プリペイド携帯(ガラケー)ではSimplyという機種が購入できます。
参照サイト:シンプルスタイル(スマートフォン)
プリペイドと同じで安い!格安スマホレンタル!
プリペイドスマホと同じサービス内容で、さらに料金が安い格安スマホのレンタルサービスを提供している事業者があります。こちらは料金やサービスが通常のスマホとほぼ変わらず支払方法も選べる充実した内容になっています。
以下、スマスタのレンタルサービスを例としてご紹介します。
【スマスタの特徴】
- ドコモ回線・au回線
- 全プラン24時間かけ放題付き
※スマホ本体は中古品に限り購入可能
【月額プラン】
- データ通信量1~50GBまで11種類
- 国内通話24時間かけ放題が無料
契約に審査がなく身分証明書のみあれば最短即日から利用ができ、月額3千円代(データ通信容量1GB)から申し込みができるため月々の費用も安くおさえられ、利用しやすいサービスとなっています。
格安スマホにプリペイドはある?
格安スマホ会社(MVNO)にも、プリペイドスマホの契約サービスが存在します。格安スマホ会社ではデータ通信のみのプリペイドSIMが多く販売されており、SIMフリースマホやSIMロック解除済みのスマホが手元にある場合、購入から最短即日での利用が可能となっています。
専用の端末というものは存在せず、対象のSIMに対応する端末であれば自由に選択可能です。
プリペイドSIMの購入先には以下の選択肢があります。
- ネット通販
- コンビニ
- 家電量販店
- ディスカウントショップ
- 空港
格安スマホ会社のプリペイドSIMを購入する際の注意点
プリペイドSIMの内、データ通信専用SIMは購入に際して身分証の提示が必要なく未成年でも購入できますが、電話番号が付与されないなどのデメリットがあるため注意が必要です。
080(070/090)から始まる電話番号を取得したい場合は、Softbankの提供するシンプルスタイル(スマートフォン)を利用するようにしましょう。
なお、050から始まる電話番号(IP電話)であれば格安スマホ会社でも契約可能なので、番号にこだわりがない場合はこちらも選択肢として候補に挙がります。
*IP電話はデータ通信を多量に消費するため、購入するデータ容量や使い方には注意しましょう。