- 「スマホを格安端末にしたい!?」
- 「スマホの格安端末はどれがいいの?」
- 「格安スマホ端末で気を付けることは?」
など、スマホの格安端末について様々な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
スマホを格安端末にすれば、すきなスマホ端末と安い料金が選べるといった大きなメリットがあります。しかし、格安スマホは様々な端末機種と豊富なスマホプランから、自分にあった選択が必要であり、購入方法や注意点についても気を付けなければなりません。
そこで、スマホ格安端末についてわかりやすく解説記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
格安スマホで端末のみの選び方!
スマホの格安端末とは、格安スマホ(SIM+端末セット)のスマホ端末のみをさします。格安のスマホ端末は、ワイモバイル、UQモバイル、mineoなどのMVNO事業者が提供しており、大手通信キャリアよりも初期(端末購入)費用が安く抑えられる特徴があります。
格安の理由にはさまざまな要因が挙げられますが、ドコモやau、ソフトバンクといった大手通信キャリアから回線を借りている点が大きいといえるでしょう。
スマホ端末が格安な理由は、おもに2っあります。
- 格安スマホ会社の経費が少ない
- 通信キャリアにない格安のスマホ端末がある
スマホの格安端末を購入できる格安スマホ会社と大手通信キャリアとの違いについて解説します。
スマホの格安端末はなぜ安い?
スマホの格安端末はなぜ安いのかについて理由を4つご紹介します。
- 最新スマホより前の端末
- 通信設備費用がかからない
- 通信網を小分けにしている
- 実店舗が少ない
格安スマホ端末が気になっている方や、なぜ安いのか疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
以前に発売された型落ちモデル端末
スマホ端末が格安の理由は大手通信キャリアでは扱っていない以前の端末(モデル機種)を販売している点にあります。というのも、大手通信キャリアは毎年発売される最新モデルを取り扱っているため以前のスマホ端末は発売されなくなります。
この発売されなくなったスマホ端末は年を追うごとに値下がりをしていき、格安で販売されています。以前に発売されたスマホ端末とはいえ、スペックは年々進化をしているので自分に合った性能のスマホ端末を格安で選べるという魅力があります。
スマホ設備の維持費用が少ない
スマホ端末を格安で販売しているUQモバイルや、ワイモバイル、mineoなどのMVNO事業者は、大手通信キャリアから通信設備を借りているためスマホ端末を格安で販売できています。また、料金プランも通信設備の維持・管理費のコストカットができるため、大手通信キャリアに比べて安いという特徴があります。
大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)は通信インフラの整備や拡充に高額な費用がかかるため契約プランが高くなる一方、通信品質が高いという特徴があります。
データ通信料を小分けしている
格安スマホ端末を扱うMVNO事業者は、データ通信料を小分けにして提供しています。大手通信キャリアから通信網をまとめて借りていますが、最低どのぐらいの単位でユーザーに提供するかは格安スマホ会社ごとに決められるのです。
例えば大手通信キャリアでは最小で2GBのプランしかないのに対し、格安スマホ業者は1GBや500MBなどで提供しています。新規契約数を伸ばすことで利益が得られるMVNO事業者は、安いプランと格安のスマホ端末をセットで販売し、新規契約の獲得につなげています。
実店舗が少ない、または無い
格安スマホ端末を提供しているUQモバイル、ワイモバイル、mineoなどのMVNO事業者は実店舗がほとんどありません。一部の格安スマホ端末を扱うMVNO事業者は小規模の店舗を持っている場合もありますが、実店舗を持つと店舗家賃や人件費、水道光熱費などのコストがかかります。
格安スマホ会社は電話やオンラインでのサポートのみに対応することでコストカットにつながり、格安のスマホ端末を販売することができます。自宅にいながらサポートを受けられるのは、仕事や家事で店舗に行く時間のない忙しい方に好都合な一面もあります。
スマホを格安端末にするおすすめメリット!
スマホを格安端末にすることで得られるメリットを5つご紹介します。
- 低価格でも自分に合った機能がある
- 基本料金が安い
- 使用用途に合ったプランを選べる
- オプションの自由度が高い
- 契約期間の縛りがない・短い
格安スマホ端末にはどんなメリットがあるのか、これからを利用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
スマホ端末が安い価格でも機能が選べる
低価格な格安スマホ端末でも、機種によりスペックが異なるため自分に合った機能を見つけられます。
- エントリーモデルの格安スマホ端末
- ミドルレンジモデルの格安スマホ端末
- ハイエンドモデルの格安スマホ端末
機種ごとにどんな特徴があるのか解説します。
エントリーモデルの格安スマホ端末
エントリーモデルの格安スマホ端末は、スマホ初心者の方におすすめのシンプルなスマホ端末をさし、AQUOS wishやarrows We、Redmi Note 10Tなどがエントリーモデルとしてシリーズ化されています。
スマホ端末にかかる初期費用を格安にしたい方や、電話しかほとんど使わない方(高齢者や子供など)に適しています。発売されてから1年ほどたったエントリーモデルのスマホ端末はおよそ10,000円~40,000円ほどが相場となり、それ以前に発売されているスマホ端末はさらに格安で購入することができます。
ミドルレンジモデルの格安スマホ端末
ミドルレンジモデルの格安スマホ端末は、性能面が気になる方や性能と価格のバランスがほしい方におすすめなスマホ端末をさし、Galaxy A52 5GやXperia 10 III、iPhone SE(第2世代)などがミドルレンジモデルとしてシリーズ化されています。
ミドルレンジモデルにはiPhoneも属しており、Apple製品を安く購入したい方に適しています。発売されてから1年ほどたったミドルレンジモデルのスマホ端末はおよそ40,000円~80,000円ほどが相場となり、それ以前に発売されているスマホ端末はさらに格安で購入することができます。
ハイエンドモデルの格安スマホ端末
ハイエンドモデルの格安スマホ端末は、発売時点で最高レベルの性能や機能を備えたスマホ端末をさし、Galaxy S22 UltraやGalaxy S23、Xperia 5 IV、iPhone proなどがハイエンドモデルとしてシリーズ化されています。
動作がスムーズなので、アプリやゲームをよく使用する方に適しています。発売されてから1年ほどたったハイエンドモデルのスマホ端末はおよそ90,000円~170,000円ほどが相場となり、それ以前に発売されているスマホ端末はさらに格安で購入することができます。
スマホ料金が安い格安端末と格安SIM
スマホの格安端末に格安SIMをあわせることで、大手通信キャリアよりも基本料金が安いのが大きなメリットです。スマホの格安端末を購入し大手キャリアから格安SIMへ変更するだけで、月々のスマホ代が大幅に安くなることがほとんどです。
例えば、月々のスマホ代が1,000円安くなった場合、1年間で12,000円得したことになります。月々の基本料金を安くしたい方は、大手通信キャリアから格安スマホへの変更を検討してみるとよいでしょう。
スマホプランが格安端末と格安SIMで選べる
スマホの格安端末と格安SIMをあわせることで、使用用途に合ったプランを選択することができます。
大手キャリアは限られたプランの中から選ばなければならない場合がほとんどですが、格安スマホ端末を扱う業者ならスマホをあまり使用しないユーザー向けの10GB以下のプランから、ヘビーユーザー向けのプランまでさまざまなプランが用意されています。
自分のスマホの使い方に合わせたプランを選べるのが、大手キャリアにはない格安スマホ端末の強みです。
不要なオプションがいらない格安端末とSIM
スマホの格安端末と格安SIMをあわせることで、オプションの自由度が高くなります。例えば、「スマホでデータ通信だけできればいい」という方は無制限プランで安くすることもできます。
また、大手通信キャリアのオプションに通話無制限のサービスがありますが、格安スマホにすることで通話無制限つきの格安プランを選ぶことができます。よって、さらに自分に合う自由度の高いプランを契約することができます。
スマホ契約が安い格安端末と格安SIM
スマホの格安端末と格安SIMで契約した場合、縛りがある制限は一切ありません。例えば、大手通信キャリアにはスマホ端末返却プランで料金が安くなる仕組みがありますが、2年間スマホ端末を変更することはできませんし、機能不良品などの理由で利用ができなくなった場合は全額支払いとなります。
であれば、スマホを格安端末で安く購入し、更新や縛りのない格安SIMで契約する方が安い費用で好きな時にスマホ端末を変えることができます。
スマホ格安端末と格安SIMの2つのデメリット
スマホ格安端末と格安SIMを利用する際の2つのデメリットをご紹介します。
- 通信速度が低下する場合もある
- 電話やオンラインのサポートが中心
スマホの格安端末と格安SIMセットではメリットの多いサービスですが、中にはデメリットもあります。大手キャリアから変更する前に、デメリットも確認しておきましょう。
通信速度が低下する場合もある
スマホ格安端末と格安SIMセットでは大手通信キャリアよりも、通信速度が低下する場合があります。格安スマホを提供しているMVNO事業者は、大手キャリアから通信設備を借りているので、通勤通学時やお昼休み、夜のゴールデンタイムには使用者が多く、通信速度が遅くなることがあります。
通信速度の遅さが気になる方は、通信速度が速いプランを選択するのがおすすめです。
電話やオンラインのサポートが中心
スマホ格安端末と格安SIMセットでは、電話やオンラインでのサポートが中心です。格安スマホを扱っているMVNO事業者はコスト軽減のために店舗がない場合が多く、プランの内容を詳しく聞きたいときや申し込みをしたいときは、電話やオンラインでのサポートを受けなければなりません。
そのため店舗で直接聞けない分、不安な要素が残ったり詳細を理解できないという方もいます。しかし不安なく格安スマホ端末に変更できるよう、公式サイトなどに詳しく記載されているので、サポートとあわせて確認するようにしましょう。
スマホの格安端末を購入する方法
スマホの格安端末を購入する方法は、2つに分けられます。
- 通信契約とスマホ端末をセットで購入する
- 通信契約とスマホ端末を別々で購入する
それぞれの特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。
スマホ端末SIMを格安でセット購入する
格安スマホ端末を購入する多くの場合、通信契約とスマホ端末をセットで購入します。通信契約とスマホ端末をセットで購入することで、通信事業者ごとにさまざまな割引サービスを受けられる場合があります。
すこしでも価格を抑えたい方は、セットで購入するのをおすすめします。
スマホ格安端末とSIM契約を別々で購入する
使用しているスマホを使い続けたい方は、スマホ端末と通信契約を別々で購入することもできます。電気通信事業法の改正により、通信料金と端末料金がわかれたため、通信契約とスマホ端末を別々の事業者から購入できるようになりました。
また2021年10月以降に発売されたスマホ機種なら、SIMロックがかかっていないため、解除手数料を支払わなくても手続き不要で、通信契約する事業者を変更することが可能です。格安スマホ端末だけを購入し、自分の生活スタイルにあうプランを提供する通信事業者と契約することもできます。
スマホ端末とSIM契約を別々で購入する際の注意点
スマホ格安端末と通信契約を別々に購入できるということは、大手通信キャリアにはないスマホ端末を選べたり、自分に合ったプランを契約できたりとメリットが多いですが、注意しなくてはならない点もあります。
格安のスマホ端末とはいえ数万円する買い物なので、少しでも安く購入したい方が多いと思います。しかし、別々で購入するとセット割が使えないということがおこります。
スマホ端末の価格を安く抑えたいとスマホ端末本体の金額のみをみるのではなく、別々とセットで購入した場合にどちらが安くすむのかも考慮しておくことが大切です。