SIMフリースマホ｜シムフリースマホおすすめ・種類・選び方・注意点を解説！

2023年12月5日2024年10月30日

simフリースマホがわかる！種類・購入方法・おすすめポイント解説！ — Photo by photo-A C

「SIMフリースマホに興味があるけど・・・」
「SIMフリースマホの機種や料金なにがある？」
「SIMフリースマホで気を付けることは？」

など、SIMフリースマホについて様々な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

SIMフリースマホを検討されているかたは、まず初めにSIMとスマホの仕組みを理解しておく必要があります。手持ちのSIＭがどこの回線でどのタイプであるか、また購入するSIMフリースマホがどの周波数帯（バンド）に対応しているかなど組み合わせを確認する必要があります。

そこで、SIMフリースマホについてわかりやすく解説記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

SIMフリースマホ（シムフリースマホ）とは？

SIMフリースマホとは、特定の通信事業者の提供するSIMカードのみ利用可能な制限、通称「SIMロック」がかかっていない状態のスマートフォンのことを指します。

SIMロックによって各キャリアは顧客を自社に抱え込むことができていましたが、改正電気通信事業法により2021年10月1日以降に発売された端末にはSIMロックが原則廃止され、ユーザーはどの通信事業者が提供するSIMカードも自由に利用することが可能となりました。

現在、流通しているSIMフリースマホは以下の2種類に分けられます。

一度かけられたSIMロックが解除された状態の端末
初めからSIMフリーの状態で販売されている端末

参照サイト：総務省携帯電話ポータルサイト

Photo by pakutaso

SIMフリースマホにはなにがある？

SIMフリースマホは、以下の2つの機種（OS）に大別されます。

iPhoneのSIMフリースマホ
AndroidのSIMフリースマホ

iPhoneのSIMフリースマホ

iPhoneのSIMフリースマホはアメリカのApple社が開発・販売するiOSを搭載したスマートフォンで、日本国内でも人気の機種シリーズです。現在キャリアで新規販売されている機種は、主に以下のシリーズになります。

iPhone13シリーズ
iPhone14シリーズ
iPhone15シリーズ

最新の機種以外の過去シリーズも人気で、主に中古販売店などでSIMロック解除済みのSIMフリースマホが販売されています。

AndroidのSIMフリースマホ

AndroidのSIMフリースマホは、Google社が開発したAndroid OSを搭載するスマートフォンです。日本国内で人気の機種としては以下のものが挙げられます。

AQUOSシリーズ
Xperiaシリーズ
Galaxyシリーズ

特に海外では圧倒的なシェア率を誇っており、日本においてもiPhoneシリーズと並んで双璧をなす機種となります。

Photo by Mohamed_hassan pixabay

SIMフリースマホにするには？

SIMフリースマホ本体を購入する方法は、以下の2つです。

新品で購入する
中古品で購入する

国内の店舗やECサイトでスマホを購入する場合、新品で購入しようと中古で購入しようと2021年10月1日以降に発売されたスマホはすべてSIMフリーとなっています。個人間で取り引きをする場合のみ、SIMロックがかかったままの端末かどうかのチェックが必要になります。

SIMフリースマホのおすすめはどこ？

「SIMフリースマホ」のおすすめの購入先としては、SIMフリースマホの中でも比較的値段が安い以下が挙げられます。

キャリアや格安SIM会社
家電量販店やECサイト
中古販売店
フリマアプリ・オークションサイト

キャリアや格安SIM会社

キャリアや格安SIM会社では、端末と回線（SIMカード）をセットで契約することにより安価で端末を手に入れることが可能です。基本的に新しく購入する場合は端末と回線セットで契約することになりますが、すでに回線を契約中で機種変更を行いたい場合は端末のみでの購入も可能となります。

キャリアや格安SIM会社を通して端末を購入することで本体料金が割引きされる上、手厚いサービス・サポートが受けられるというメリットがあります。

家電量販店やECサイト

家電量販店やECサイトでも格安SIMフリースマホを購入できます。購入先の候補としては以下が挙げられます。

家電量販店
ヨドバシカメラ
ヤマダ電機
ECサイト
Amazon
楽天市場

上記店舗（サイト）で購入する主なメリットは以下の通りです。

値段が比較しやすい
値下げ交渉が可能（店舗の場合）
最安値で購入できる
多くのポイントがもらえる

Photo by pakutaso

中古販売店

中古販売店は商品を取り扱っているのが個人ではなく企業であるため、金額が適正で一定の品質が保証されています。また、すでに生産終了している過去の人気機種も入手することが可能です。

店舗ごとに取り扱い商品や値段に差があるので、購入前に店舗自体が信頼できるかどうかを精査することが大切です。

フリマアプリ・オークションサイト

メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトでは多くの場合、中古販売店などよりも安い値段で商品を購入することができます。ただし、購入手続きを個人間で行うため、詐欺や利用者間のトラブルには注意が必要です。

人気の機種は売り切れが早くなかなか手に入れることができませんが、運が良ければ思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

SIMフリースマホを格安にする注意点

格安SIMフリースマホを購入する際の注意点は以下の4つになります。

SIMカードのサイズと周波数帯に対応しているか
最新のOSに対応しているかどうか
本体・画面サイズの選び方
ストレージ容量に気を付ける

SIMカードのサイズと周波数帯に対応しているか

購入機種がSIMカードのどのサイズに対応しているかを事前に確認するようにしましょう。SIMカードの種類は以下の3つになります。

標準SIM
microSIM
nanoSIM

SIMカードのみ契約中で端末のみを新規購入する場合、カードのサイズが違うと使用できない可能性があります。現在、主流となるのは最小サイズのnanoSIMですが、中古の端末には標準SIMやmicroSIMも存在するのできちんとチェックしましょう。

周波数帯の参考例：ドコモ、au、softbank、楽天モバイル

４G：2.0GHz帯Band1、1.7GHz Band3 etc.
５G：3.7GHz帯n77 n78、4.5GHz帯n79 etc.

本体・画面サイズの選び方

本体・画面サイズの選び方にも注意が必要です。スマホはサイズによって以下の2種類に大別されます。

小型スマホ：3×4インチまで
大型スマホ：5インチ以上

小型スマホ・大型スマホそれぞれの特徴は以下の通りです。

【小型スマホの特徴】

携帯性が高く通話時の負担も少ない
画像・動画や映画、ゲームなどが見にくい

【大型スマホの特徴】

電子書籍や動画などが見やすくゲームを大画面で楽しめる
片手で持ちにくく携帯性が悪い

近年では大画面で視認性が高い大型スマホが主流ですが、新規購入する際には自分の用途に合ったサイズのスマホを選ぶことが大切になります。

ストレージ容量に気を付ける

端末の購入前にストレージ容量にも気を付けましょう。ストレージとはスマホやPCなどのデータを長期間保存するための「補助記憶装置」のことです。ストレージには以下の2種類があります。

内部ストレージ：直接スマホにデータを保存する機能
外部ストレージ：外部にデータを保存する機能（SDカードなど）

ストレージ容量がギリギリの場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

バッテリーの減りが早くなる
スマホの動作が遅くなる
本体が高温に発熱する
本体画面がフリーズする

上記のようなトラブルに見舞われないためにも、ストレージ容量に余裕を持った端末を購入するようにしましょう。

Photo by geralt pixabay

SIMフリースマホを中古にする注意点

中古のSIMフリースマホを利用する際の注意点は以下の3つになります。

海外機種の場合、国内の一部機能に非対応
公式のサポートが受けられない場合がある
キャリアメールの利用には手続き（引継ぎ）が必要

海外機種の場合、国内の一部機能に非対応

海外機種のSIMフリースマホの中には、国内のスマホ機能が一部非対応のものも存在します。ワンセグやおサイフケータイ機能がないもの、緊急地震速報に対応していないものなどです。

機能面でなにかこだわりがある場合は、事前に目当ての機能が備わっているかを確認してから購入するようにしましょう。

公式のサポートが受けられない場合がある

端末の購入先によっては公式のサポートが受けられない場合があるので注意が必要です。

キャリアや格安SIM会社などで新品の端末を購入した場合は各種補償や修理サービスなどが受けられますが、中古でSIMフリースマホを購入した場合、修理などのサポートを受けるには購入先の店舗や端末のメーカーに直接連絡する必要があります。

また、メーカーによってはオンラインショップのみで対面での相談や手厚いサポートが受けられないこともあるので、不安な場合は購入先のサポート体制も加味した上で機種選択を行いましょう。

キャリアメールの利用には手続き（引継ぎ）が必要

キャリアメールの利用には手続き（引継ぎ）が必要になります。新しくキャリアメールを取得したい場合は、キャリアでの新規契約が必要です。

現在、利用中のキャリアメールを引き続き使いたい場合は「メールアドレス持ち運びサービス」を利用することでアドレスを引継ぐことができます。

Photo by Mohamed_hassan pixabay

SIMフリースマホなぜおすすめなの？

SIMフリースマホがおすすめな理由は以下の4つです。

SIMカードやスマホ会社を自由に選択できる
格安SIMの契約でスマホ料金を安くできる
デュアルSIM対応機種でスマホの使い分けが可能
SIMカードの入れ替えで海外でも利用できる

SIMカードやスマホ会社を自由に選択できる

1つ目は、SIMカードやスマホ会社を自由に選択できることです。SIMロックが廃止されたことで、キャリアに縛られることなく幅広い通信事業者の中から自身の好きな契約先を選ぶことが可能となりました。

契約先だけでなく契約プランも自由に選択可能なので、新しいプランへの乗り換えも検討しやすくなっています。

格安SIMの契約でスマホ料金を安くできる

2つ目は、格安SIMの契約でスマホ料金を安くできることです。キャリアの高額なスマホ料金を見直したいという場合も、格安SIMに乗り換えて通話・通信料を安くすることが期待できます。

また、格安SIM会社に乗り換えする場合、新しく契約先の端末を購入する必要がないというメリットもあります。

デュアルSIM対応機種でスマホの使い分けが可能

3つ目は、デュアルSIM対応機種でスマホの使い分けが可能なことです。デュアルSIM対応機種とは、1台で2枚のSIMカードが挿入可能な機種を指します。これにより、2つの電話番号を契約して仕事とプライベートの使い分けなどができます。

また、音声通話SIMとデータ専用SIMを別々に契約することでスマホ料金をさらに安くすることも可能です。

SIMカードの入れ替えで海外でも利用できる

4つ目は、SIMカードの入れ替えで海外でも利用できることです。旅行や出張など海外でスマホを利用したい場合、SIMフリースマホであればSIMカードを入れ替えることで簡単に通話・通信が可能になります。SIMカードにはレンタル式とプリペイド式（前払い式）があるので、用途に適した方を選ぶようにしてください。

SIMカードは以下の方法で入手することが可能です。